こんにちは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
千の窓を持つ町と呼ばれているベラトへ行ってきた
(I visited Berat that is called "a town having one thousand windows")
どこから見ても良い景色だった
(The view of the town looked remarkable from any direction)
2019年10月15日(日本時間より8時間遅れ)に北マケドニア西部の町オフリドからアルバニア中南部の町ベラトに到着。翌16日にベラト周辺を散策!
オフリドからの移動に関する記事はこちら。
ベラト(Berat)とは
ベラトはとてもカッコイイ別名を持っている。それは、
千の窓を持つ町
なんかワクワクする!
ホントは「町」じゃなく「街」らしいけど、行ってみて思ったよりも小さな町だったので町にした。
町は北のマンガレム地区と南のゴリツァ地区に分かれている。マンガレム地区は観光向けのエリア、ゴリツァ地区は地元民エリアという感じ。
もう少し説明すると、ベラトはオスマン帝国時代の街並みが残っている町。15世紀頃から400年に渡ってオスマン帝国に支配されていて、宗教も以前のキリスト教からイスラム教に少しずつ変わっていったそう。今では地元民の半数以上がムスリム(イスラム教徒)なんだとか。
この歴史的背景と街並みが評価されて、ベラトはアルバニア南部の町ジロカストラと共に世界遺産に登録された。ということで、ボクが訪れた世界遺産の数は今回で68件目!!
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
ゴリツァ地区(Gorica)
まずは橋を渡って南のゴリツァ地区へ行き、小高い山を目指す。
時間が止まったかのような雰囲気。建物が並んでいるけど、売店やレストランがない。そして働きに出ているのか、居住区なのに人がほとんどいない
どの建物は、白もしくは肌色の壁に茶色の屋根といった構成。そして別名通り、窓の数が多い。特に2階部分に。
途中から壁が高くなってマンガレム地区が見えなくなる。
そして、歩いても歩いても直線で同じような景色しか見えてこない。
途中から建物のなくなり、ガラッと景色が変わる。麓の橋から山頂までの高さは190mくらいなので、そこまで時間もかからないし良い運動って感じ!
ただ、距離が短いのでその分、急な道のりではあるけど…
頂上に到着。
植物や木々が生い茂っていた道中と比べるとスカスカ。でもそのおかげで見晴らしが良い!
急な傾斜に気を付けながら周辺をウロウロ。
これがゴリツァ地区から見た眺望!街の建物より自然の方が多いこの景観がめっちゃ良い!!
手前のエリアがゴリツァ地区の建物で、右側のエリアがマンガレム地区。マンガレム地区の奥には城跡も見える。一回麓まで下りてまた城跡まで上ることを考えたら、ちょっと気が滅入る…
左側はまた別のエリアで、オスマン帝国時代の建物はあまり残っていないよう。
マンガレム地区をアップで見てみる。
統一感はあるけど、もう使われていない抜け殻のような町にしか見えない。オスマンカラーの影響もあって、観光エリアとは思えないほど鬱蒼としている。
マンガレム地区(Mangalem)
麓まで下りてきた。次はマンガレム地区にある城跡を目指す。
白壁がよく見えるので、山頂のときとは違って町が明るく見える。
アップしてみると、連続してある窓が鍵盤ハーモニカにしか見えない!!
これまでにオスマン時代の面影が残っている町はいくつか訪れたけど、場所によって街並みも雰囲気も全然違うな…
ゴリツァ地区と同じような色合いをしているけど、一本道ではなく複数の道が選べる。道は直角に折れたり、曲線を描くような道があったりとマンガレム地区の方が色んな道を歩けた。
ただ、観光エリアなのに川沿いにある建物以外はどちらかというと地元民のためという感じ。そこまで観光客が多く訪れる町じゃないのかもしれない。それはそれで生活感が見れていい。
ゴリツァ地区と同様に傾斜のある坂を上り続け、城跡エリアに到着。
遺跡しか残っていないと思っていたけど、麓と似たような長細い道がいくつかあって現在も地元民がここで生活していたのは知らなかった。売店などの値段は下と比べると少し高い。
低い城壁の中に入ると、遺跡らしいものが散在している。近くに遺跡の名称が書いてあるけど、どれも原形を留めていないので正直見てもよくわからない…
遺跡エリアを通過し反対側へ行ってみると、保存状態の良さそうな教会を発見!現役かな。
ポツンと教会だけあってバックに広大な自然のある風景は、3日前に訪れたオフリドの景色と似ている。
オフリドは湖ですけど、なんとなく似てませんか!?
アップダウンが激しかった街歩きも終盤!城跡エリアにある展望スペースを目指す。そこに辿り着く前から既に済んだ景色が広がっている。
アルバニアの国旗が目印。最初これがアルバニアの国旗ってわからなくて、右翼か何かの旗と勘違いしていた!笑
マンガレム地区から見たゴリツァ地区の景色。
ゴリツァ地区からと違って、木々が生い茂っているのが特徴的。色は緑、茶、白の3色しか見当たらないんじゃないかってくらい統一感がある!
抜け殻感がやっぱり拭えない!過去に見たオスマンカラーはもっとオレンジ色のような明るい屋根を持っていたけど、ベラトのは今まで見たオスマン時代の建物の中で一番暗い!笑
麓へ戻り、夜景観賞。手前のシートがジャマ!!
観光用のライトアップというよりも、暗くなってきたからライトを灯しただけという印象。
確かに一日歩き回ったけど、観光客はほとんど見かけなかったな。そして、ボクのことをジッと凝視する地元民が多くて、イスラムっぽさが出ているのが懐かしかった。キリスト圏の人たちはあんまり他人に興味を示さないからな、偏見かもしれないけど…
夜の鍵盤ハーモニカも魅力的でした!
ではまた!