こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
オスマン帝国発祥の地と言われいる町ブルサへ
(To Bursa, a town that is said to the origin of Ottoman Empire)
教会の中に噴水があった!
(I was surprised that there is a fountain in the church)
2019年10月2日(日本時間より6時間遅れ)にイスタンブールから約2時間かけて古都ブルサへ。
イスタンブールからブルサへの移動手段はバスかフェリーがある。宿泊していた宿がフェリー乗り場から近かったので、フェリーを選択!
ブルサ行きのフェリー乗り場
IDOというフェリー会社のフェリーに乗船するため、Yenikapi(イェニカピ)という港へ。カタカナ表記が合ってるかはわからない…
ネットでチケットの予約ができるらしいけど、ブルサで一泊する予定なのでのんびりと現地でチケットを購入することに。
10時半にフェリー乗り場に到着して窓口で出航時間を尋ねると、次の時間は12時10分。もう少し早く来て入ればその前の便に乗れたらしいけど、それはしょうがない。
ということで、行きは12時10分にYenikapi発、帰りは翌日の16時にBursah発の往復フェリーチケットを購入。料金は80リラ(約1,500円)。おそらく、ここで往復チケットを購入した方が良さそう。※2019.10.02の為替レート
後述しますが、ボクは帰りのフェリーに乗り遅れてブルサで再度チケットを購入することに。その際、49リラ(約920円)追加で払いました。しかも乗る便によっては、さらに高額のもあったり。この辺りはIDOのウェブサイトで事前に確認した方がよさそう。
出航10分前にフェリーが到着。ターミナルの待合室で待機していた人たちが一斉に乗船していく。
チケットを購入するときに座席は決められているので、バーゲンセールのように急ぐ必要もない。
これは帰りの便の船内。Wifiはなかったけど、飲み物や軽食を買うブースがあったりと意外と快適!
ちなみに行きの便は少しコンパクトなフェリーで机はなく座席のみ。通路側にバックパック置いていたら、通る人の何人かに蹴られるほど…!
フェリー乗り場からブルサ市街地へ
約2時間の船旅を終え、ブルサの港へ到着。みんなと同じ方向に歩けば、黄色いバスを発見できるのでそれに乗って市街地方面へ向かうことに。
その前にバス停付近にあるキオスクみたいな場所で公共交通機関に乗るためのICカードを購入。イスタンブールのICカードはブルサじゃ使えないそう。
- ボ「カードいくらですか?」
- 店「8リラ(約150円)だ」
- 店「いくらチャージしておく?」
- ボ「(よくわからんけど)12リラ(約230円)で」
そして、無事購入。デザインからして古都の雰囲気が出てる。
日本のカードも、企業のカラーを出すんじゃなくて雷門とか桜とか日本をイメージしたデザインにすれば良いのに…
バスに乗車!と思ったら、横から出てきたドルムシュの運転手に「これも今からブルサに行くよ」と声を掛けられた。すぐに出るのなら、とそっちに浮気。料金は現金で3.5リラ(約70円)。
ちなみにバスもドルムシュも市街地までは行かない。Emek(エメック)というトラムの駅前で下車し、トラムに乗り換えて市街地へ向かうという少し手間な移動。
なのでブルサの市街地まで行くのには全体で約3時間かかる…
オスマン帝国発祥の地ブルサとジュマルクズク
ようやくブルサ市街地へ到着。
ちなみに、ブルサは歴史上で最も大きな帝国の一つオスマン帝国(オスマントルコ)の発祥地とされていて、1326年にはブルサを首都に定めている。
今日でも、その面影を残す建物や街並みを見ることができる。
また、ブルサから少し離れたジュマルクズクという村にはオスマン帝国時代の伝統的な民家が残っている。そして今も観光業を中心に人々がそこで生活している。
この2つの地域は、オスマン帝国時代の繁栄を証明する場所として1つの世界遺産に登録されている。というわけで、ボクが訪れた世界遺産の数はこれで61件目!!
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
ブルサ
大通り裏の街並み。オスマン時代を象徴する黄色い外観と現代の建物が混在している。もう少し歴史的な町並みを想像していたけど、それは違ったみたい。
この辺りはレストランが並んでいて、多くのお店がBursa Kebabi(ブルサケバブ)という料理をアピールしている。気になったので注文してみる。料金は20リラ(約380円)。
これがブルサケバブ!
肉の下にはパンが敷かれていて、普通のケバブの肉とパンの割合を逆転させた感じ。バターソースをベースに少しトマトソースも混ざっている味。横にあるトルコヨーグルトと一緒に食べてもOK、胃がもたれてきたらヨーグルトにエスケープしてもOK。
めったに料理について紹介はしないけど、なぜ今回に限ってしたかと言うと、旅中に食べてきたローカルフードの中で一番美味かったから!!
ちなみにこれまでの一位は、中央アジアで15回は食べたラグマンという麺料理でした!
数百メートルある町のアーケード。衣類や装飾品、雑貨など色んなものが売ってあって、日本の地方都市にもありそうな光景。
頭上にはトルコの国旗がずらっと飾られている。トルコで色んな都市を訪れたけど、どこも国旗が飾られてあってトルコ人の愛国心の高さがわかった!
アーケードを折れると中庭のような場所で、観光客がくつろいでいる。
ここはかつてKoza Han(コザ・ハン)という隊商宿で、中庭を囲むように2階建ての宿泊施設が建てられている。
宿として使われていた部屋のほとんどがショップになっていて、ほぼ全てが絹を素材にした衣類を売っていた。
そういえば、ここもシルクロードの一つだったっけな。
別の道で折れると、ブルサ随一のスポットUlu Cami(ウル・ジャーミー)が現れる。
1399年に完成したモスクで、20個のドーム型天井を持つ独特の建物。でも、それを見ることができず、シンプルな側面を見ながら中へ。
内部はわりとシンプルで装飾も少ない。特徴的と言えば柱と壁面に描かれているヴァーヴという碑文と20あるドームから降り注ぐ光。そして…
噴水!
外部にあるのはこれまでよく見かけたけど、内部で見たのは初めて!違和感しかない!!
もちろん、これはただの噴水ではなくて身を清めるための噴水。噴水の回りには椅子が置かれていて、そこで足を洗ったりするそう。
これは、ブルサの街並みを一望できるトプハネ公園内にある霊廟。
オスマン帝国の二代目君主(スルタン)であるオルハン・ガーズィーの霊廟で、一つだけ際立って大きいのが彼の墓。
他の墓も繊細な装飾が施された棺だけど、彼の墓は財宝でも入ってるんじゃないかって思うくらい豪華!!
そしてブルサを一望。建物の色や高さに統一感があって、これがオスマン帝国発祥の地かとにわかに思ってみる。
近くにいた高校生によると、手前にあるのはいかがわしい店だとのこと。
日が暮れるまで高校生と語らう。おすすめのハマム(浴場)を聞いたり彼女にいるのか聞いたり…笑
いつ見ても夜景はキレイだ!!
想像以上に奥まで光が灯っていて、ブルサって結構都会なんだなと思った。そして展望台に乗らなくても、無料で町を一望できる場所があるのはホントに魅力的!
翌朝、Yeşil Türbe(イェシェル・テュルベ)という別のスルタンの霊廟や
1422年に建てられたIrgandi(イルガンディ)という橋を訪れたけど、ジュマルクズクへ行く予定があったのでサラッと見て終了。
ただの寝坊です…
ジュマルクズク
翌朝、ブルサ市街地を散歩した後にジュマルクズクへ向かうことに。市街地からは10km以上距離があるのでトラムで移動!支払いはICカードでしたので、料金はよくわからない…
このトラム駅で下車。
駅から出てすぐに古民家の街並みが広がっていると思ったけど、普通の景色。
もう少し入り組んだところにあるんだろう、と思って先に進もうとするが北か南かどっちがわからない。誰かに聞けばよかったけど、勘で南に向かう。
結果、これは正解だった!!笑
結構奥まで進んだけど、一向に景色は変わらない。なので、ピザ屋の店員に尋ねる。
- ボ「ジュマルクズクってどこにあるの?」
- ピ「もっと奥にあるよ。みんなバスに乗って行ってるよ」
- ボ「(遠いのか…)どんなバス?」
- ピ「あれだ!今道路を通っている青いやつ!」
そういえば、何度も横を通り過ぎていたな。
というわけで、道路で手を挙げてそのローカルバスを呼ぶ。ジュマルクズクまでは4km程度しかないけど、住宅地を回りながら進むので20分くらいかかる。バス代は2リラ(約40円)。
村の入り口で下車。
小さい村なので1時間程度でまわることができる。
景色が一変。傾斜のある石畳の道に沿って古民家が立っている!
こんな建物は初めて見た!!
一階部分は石造、二・三階部分は木造。日干し煉瓦も使われているかな。
さらに特徴的なのが二・三階部分のカラフルな外観!最初は青色が多かったけど、坂を上るにつれて黄色や緑、水色など様々な色が現れてきて、次の小道を歩くのがワクワクする感じ!
でも、奥の方へ行くと保全されていない民家や使われていない民家がちらほら。塗装されていなかったり素材剥き出しの民家があったり。
さすがに700年以上も歴史のある古民家を管理するのは難しいんだろうな。
一時間半程度の滞在だったけど、ブルサの街並みとのギャップを感じながら散歩感覚で楽しめました!
時間が迫ってきているので、フェリー乗り場へ向かうことに。
フェリー乗り遅れにつき、追加支払い
ジュマルクズクでの観光を終え、ローカルバスに乗ってトラムの駅に着く直前にカメラがないことに気づいた。マズい。すぐにジュマルクズク行きのローカルバスに乗って、ジュース飲んで休憩していた場所に行ってみると、ない。
その時、横からジュース屋のお姉さん話しかけに来て、ボクにカメラを差し出してきた。
よかった…!
アルゼンチンで一度スリに遭ってるので、二度目はしんどいと思っていたけど無事で本当によかった!!ありがとうございました!
おかげでフェリーに乗る時間がなくなった。
急いで行きと同じルートでフェリー乗り場まで向かったけど、到着した時には16時5分。出航は16時。
一応近くにいた従業員の女性に尋ねてみる。
- ボ「フェリー出ましたよね?」
- 従「はいさっき」
- ボ「Yenikapi行きのチケット持ってるんですけど、次の便でも使えますか?」
- 従「使えません。また新たにチケットを買ってください」
- ボ「チケットの払い戻しとかできないですよね?笑」
- 従「できません」
冷たっ!そんなハッキリと言わんでもいいやん!って思ったけど、自分が100%悪いので仕方がない。
ということで18時発のフェリーチケットを49リラ(約920円)で購入し、イスタンブールへ戻りました!
ではまた!