こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
トルコ西部に位置しているエフェソスへ
(To Epfesus is located in Western Turkey)
世界七不思議の1つを探し求めたけど…
(I searched for one of the seven wonders of the world, but...)
2019年9月27日(日本時間より6時間遅れ)にデニズリから約4時間かけて西部の町セルチュクへ。バスは前日にデニズリのバスターミナルで予約済み。バス代は43リラ(約820円)。※2019.09.27の為替レート
一緒に行動していたパキスタン人のウマルはイスタンブールへ行ってしまったので、ここからまた1人。
デニズリからセルチュクの行き方
出発地はデニズリのバスターミナル。デニズリは絶景温泉が見れる町パムッカレの隣町。
バスの時間まで特にすることもなかったので、バスターミナルにあるWifiをカフェの店員に教えてもらい、4~5時間そこで時間つぶし。
定刻通り、17時半にバスは出発。
セルチュクのバスターミナルへは3時間後の20時半に着く予定だった。
しかし、その道中でバスが故障したので近くのバスターミナルで修理。外に出された乗客は暑い中、その様子をジーっと見守る。意外と時間がかかってウンザリしかけたけど、何とか再出発でき、セルチュクに到着した時は21時半だった。
セルチュク近くの古代都市エフェソスへ
セルチュクのバスターンミナルからエフェソスの入り口までは約3km。ホステルからもそんなに遠くなかったので、翌28日に歩いて向かうことに。
エフェソスは紀元前より栄えていた古代都市で、世界遺産に登録されている。
エフェソスについて少し調べてみたら、興味をさらに引き立てるようなワードが!それは…
- 世界七不思議の1つがある
- 古代の世界三大図書館がある
- 聖母マリアがここで過ごしたことがある
見ってみたくなってきた!!
ということで、これらを見つけることを必須としてエフェソスへ行ってきました!!これで、訪れた世界遺産の数は60件目!!
目標まであと40件!!
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
古代都市エフェソス(Ephesus)
10時半にエフェソスの入り口付近に到着。
先へ進むとショップやレストランなどがある。観光地で飲み物や食べ物を買うと高いとわかっていたので、事前に持参。お店の勧誘をスルーして、その先にある入場口へ向かう。
入場料は72リラ(約1,370円)と気持ち高め…
入場してすぐに、京都かどこか風情のある場所で見かけそうな道がある。歩き進めていくと、木々のすき間から遺跡がチラチラ見えてくる。
ヘレニズム時代、ローマ時代、ビザンチン時代のエフェソスについての紹介文は、かなり長かったのでスルー。
左側には体育館の遺跡。劇場もあるらしいけど、体育館とは用途は違うのかな。
それとも学生時代の時みたいに雨の日は体育館、晴れの日は劇場とかだったりして。それはさすがにないか!笑
右側には放置されているかのように墓が散在している。墓は石でできていて、装飾は側面にだけ描かれている程度。
奥には劇場が見えるけど、先に聖母マリア教会を見るために右にある道を進んでいく。
聖母マリアの教会。
大きさは30m×145mと長方形。当初は司教座教会として使われていたけど、431年に3ヶ所目の全キリスト教会の会議所(神の母としてのマリア)として有名になったという。
7世紀に司教座教会は別の場所に移動したが、聖母マリア教会はここに残され、中世まで使われ続けたそう。
建物のほとんどは原形を留めていないけど、幾つかの柱は今もなお立ったまま。
聖母マリアが晩年過ごしたとされる場所は、この近くではなく山の中にあるらしい。行きたかったけど、別の町へ向かう予定があるので、結局ここへは行くことができなかった…
来た道を戻って、別の道を進むと左側に見えてくるのが大劇場。
紀元前のヘレニズム時代からあったらしく、ローマ時代に何度か再建された。117年のトラヤヌス皇帝の時代に完成されているが、現在、一部工事中。
大劇場の収容人数は約25,000人と、パムッカレにあった劇場と比べるとかなり多い(パムッカレは約15,000人)。
あと、パムッカレの劇場と違ってステージ近くの階段まわりを歩いて良いので、より臨場感を感じられる!
この辺りから観光客も増えてきて、少し賑やかになる。
反対方面から来る人も多い。観光し終わったのかな、それとも入場口が別にあるのかな…
野生のイグアナと遭遇しながら先を進む。自分が思った以上にエフェソスは広くて、少しずつ疲労がたまっていく。そして暑い…
そして、エフェソスで一番の目玉セルシウス図書館!
図書館は110年に建てられるも、270年の地震によって崩壊。その時は修復はしなかったけど、1970年~1978年に修復工事がなされて現在の姿になったとのこと。
見ての通り蔵書は全くない。処分されたのか、それとも誰かに持って行かれたのか…
窪地になっているところに書籍が保管されていたのかな。現在はそこにプレートが張り付けてあって、構造や施工方法などの紹介がされていた。全部は見てないので、さらに良い情報があったかも…
次の場所へ向かう途中、急に足首辺りに激痛が走る。そして痛みに耐えきれずヒザから崩れ落ちる。何やら近くでブンブンと飛び回っている…
ハチに刺された…!
時間がたつにつれてどんどん足が腫れていく。
このハチは毒を持ってるんかな、ひとまず病院に行くべきなんかな、それとももう少し様子を見るか。色んなことを考えた結果、再開することにしたけど、テンションがめっちゃ下がってしまってこの後は何がどの遺跡なのか全く理解できず…笑
図書館だけが修復されているので、そこだけ異様に保存状態が良いように残っている。
この辺りが中心部のようで、家屋や浴場、小さな神殿などの遺跡があった。他の観光客と譲り合いながら色々見ていく。
トラヤヌス皇帝(ローマ帝国の皇帝)に捧げられたトラヤヌスの泉。紀元前2世紀に建てられたもので、当初の高さは9.5m。
中を覗いてみたけど、泉らしきものは残っていなかった。今も水が流れているという情報を持っていたけど、この暑さで乾ききったのかも…
住居遺跡。今はどこが何の部屋か分からないけど、図面を見てみるとかなり細かく間仕切りがされていたのが分かる。
TERRACE HOUSE 1とTERRACE HOUSE 2という2つの集合住宅があったよう。TERRACE HOUSEと聞いて日本のTERRACE HOUSEを思い浮かべようとしたけど、そういえば見たことないんだった。昔でいう、あいのりみたいなものなのかな。
ストア派(ヘレニズム時代の学派)のためのバシリカ。紀元前11年に建てられたけど、現在は損傷した身廊と柱しか残っていない。
なんかここだけ床がキレイな感じがして違和感。もっと遺跡の破片があってもおかいくないのに、撤去されたのかも。
バシリカのそばにはミニ劇場もある。
でもこんな近くにバシリカと劇場があるのが不思議な感じなので、もしかしたら劇場じゃなくてバシリカの一部なのかもしれない。
この周辺に別の玄関口を発見!
ということは、一通り回ったってことになるけど世界七不思議の1つに選ばれているアルテミス神殿をまだ見ていない。大目玉なのに。
足が痺れてきたので、その神殿を見てホステルに戻ろうと思い近くにいた人に神殿の場所を尋ねると…
「残ってないよ」
「残ってないよ?」
どうやら、遺構さえもほとんど残っていないようで面影さえも感じることができないらしい。
…終了です!
もう少し歩きたかったけど、今日は予定も足もパンパンで気持ちも折れてるし暑いしですぐにホステルへ戻ってしまいました!笑
ではまた!