こんにちは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
カッパドキアの景色はどこから見ても最高!
(It was wonderful views in Cappadocia no matter what angle i looked at them from)
熱気球が飛んでいる姿を見れなかった
(I could't see the scenery that hot air balloon is flying in the sky cause of one problem)
2019年9月23日(日本時間より6時間遅れ)にギョレメへ向けてサフランボルを出発。トルコは広いから移動だけで半日~1日はとられる…
- サフランボルからギョレメへの行き方
- ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群
- まちなか周辺から探検
- ギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)へ
- 幻想的で感動的なフリー探検
- サンセットスポットへ
- 空に熱気球が飛ぶのはいつ?
サフランボルからギョレメへの行き方
- 11:30-14:30/サフランボル(BT)-アンカラ(BT)/40リラ(約750円)
- 15:30-19:30/アンカラ(BT)-ネヴシェヒル(BT)/70リラ(約1,320円)
- ?-22:50/ネヴシェヒル-ギョレメ(BT)/6.5リラ(約120円)
※2019.09.23の為替レート
※BTはバスターミナルの略
ネヴシェヒル-ギョレメは想定外。
ネヴシェヒル(BT)に着いたとき、ギョレメ行きの最終直行バスがなくなったのでヒッチハイクすることに。大通りに出て数十分やってみたけどなかなか上手くいかず、結局ローカルバスが停まってくれた!笑
でもバスは直接ギョレメへは行かず、あるバス停で降ろされ、約1時間後にギョレメ行きのローカルバスに乗り継いだ。
思い通りにはいかないけど、何とかなるもんだ…
ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群
日本では「カッパドキア」で通じるけど、現地ではあまり分かってもらえず「ギョレメ(もしくはゴレム)」と言った方が通じる。
ちなみにこの2つの違いは、
- カッパドキア:地域名
- ギョレメ:町の名
と同じ意味。ただ広さが違ってて、簡単に言うとカッパドキアにギョレメが属してるといったイメージ。
これはボクの偏見ですけど、カッパドキアに対して日本人が持ってるイメージは
- 熱気球からの景色がめっちゃ良い
- 洞窟住居がいっぱいある
だと思う。大学時代に卒業旅行でカッパドキアに行く知り合いがいて、こんなこと言ってたし。当時のボクは、カッパドキアさえも知らない田舎者だったけど…
でも現地に行ってみると、それプラスアルファで
- 有史以前から存在する奇岩がいっぱいある
- 3世紀半ば、迫害を逃れるためにキリスト教徒がやってきた
- キリスト教徒が岩山を掘って修道院や居住地をつくった
スゴくザックリですが、こんな感じでした。
さらにこの一帯は、ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群という名前で世界遺産に登録されていて、その中でも希少価値のある複合遺産というカテゴリに登録されている!
大抵のものは自然遺産か文化遺産として登録されるけど、稀に複合遺産(自然・文化両方の価値を持つ)として登録されることがある。
要は、珍しい場所!!笑
というわけで、今回はギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群を探検してきました!これで訪れた世界遺産の数は58件目!!
写真重視でいきます!
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
まちなか周辺から探検
23日の夜中にギョレメに到着したので、翌24日の朝から行動!
そういえば、起きた時ほとんどの宿泊客がいなかった。その理由は後から知ることになる…
10時に外出開始!
町の中心は駐車場やらお土産屋、レストランが並んでいる。
昨夜は暗くて見えなかったけど、風化浸食された一枚岩のような奇岩もあって早くもテンション上がる!これが作りものとかだったらショックだけど…
置くには気球が飛んでいる。そういえば、熱気球ってどの時間帯にいっぱい飛ぶんだろう…
少し上から町を見てみると、遠くにキノコのような独特の形をした岩群がそこら中にある!アラジンみたいなファンタジー映画にでてきそうな世界観でずっと興奮しっぱなし!!
ギョレメの前に訪れたサフランボルも絵本の中のような世界観だったし、トルコに来て未知の世界をまざまざと感じてます!
ツアー会社も結構あったな。確かに観光エリアは広いし、車じゃないと苦労するところもあるし。
トルコの観光地に入って中国語の表記を見ることも増えたな。ギョレメでは日本人も韓国人もちらほら見かけたけど、それと比べたら圧倒的に中国人観光客が多いんだろう。
ギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)へ
町から徒歩20分のところにあるギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)に到着。
入場料が少し高くてどうしようかと迷ったけど、折角ということでチケット購入。入場料は54リラ(約1,020円)。
そして人が多い。
個人客やら団体客やら、おそらく数百人はいる。人混みがあまり好きじゃないので、正直かなり苦痛。入ってしまったことをちょっと後悔…
敷地内には20弱の洞窟教会があって、4~13世紀に渡って描かれたフレスコ画が内部に残っている。遠くから見ると、岩肌にでかいホクロが付いているような感じで洞窟教会の開口がある。
順路はあるみたいだけど、基本自由。人が少ないところを狙って行っても、そこには必ず人がいる…
ちなみに、教会内部はほとんど撮影禁止。各教会に一人は警備員がいて、写真を撮ろうもんならすぐさま注意される。
内部はキリストを始めとした多くのフレスコ画が描かれてたり、赤い線で描かれた十字架や模様があった。一つ一つに少しの説明文があったけど、全部読もうとしたら逆に全部忘れた!
野外博物館から遠くを見ると、住居らしき穴を発見!
ただ、目の前に見える空間同士はつながっていないので、もっと深くまで掘り進められているのが分かる。想像以上に掘るのはしんどかっただろうな…
12時に退場。
幻想的で感動的なフリー探検
野外博物館以降のルートはフリー!
Red Valley(渓谷)とHacli Kilise(洞窟教会)とサンセットポイントを目標にひたすら進む!ただ、詳細の徒歩ルートが地図上に記されていないので、どこを進めばいいか分からない!
スペースがあったら進もう!!
所々に進入禁止の看板があるけど、無いところを進んでいく。
少し道から外れるだけで、この奇妙な景色!!風化浸食の影響で岩が丸みを帯びていて、白い砂を覆いかぶせたかのような柔らかい岩肌をしている。アメリカのグランドサークルを思い出したけど、それとはまったく違う風景。
先へ進むには一旦麓まで下りなきゃいけないが、それを丁寧に教えてくれる場所なんてない。下りれそうなところを見つけて下る!!
下っている時に、名もなき洞窟住居がちょくちょく顔を出す。
赤い線で描かれた模様が少し残ってて、少し損傷の跡がある。ここは迫害から逃れることができなかった場所なのかも…
麓まで下りきった!
上からだと分からなかったけど、結構植物があるのね。進む道は植物の密度の低いところ!短パン小僧は枝やトゲが刺さるのを我慢しながら進んでいく。
これを見た瞬間、【127時間】という映画を思い出した。
自由気ままにトレッキングをしている登山家の話で、この映画は実話。トレッキングの途中で落石事故に巻き込まれて、助かるために自分で右腕を切断したという話。
不吉な予感はするけど、なんかサバイバル感が出てきた!!

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カッパドキアをサバイバル感覚で歩いてみた【Cappadocia】
渓谷にはさまれながら細道を越えていくと、もはやこの世のものとは思えない奇妙な景色が待っていた!!
正面を見ると、逆さまの氷柱のように、そこだけ地面が隆起したかのように奇岩が立っていて、横を見ると、恐竜の大足のような形をしている岩が掘られて、キリスト教徒の住処となっている。
すんごい所に来てしまった感…!!
ちょっと大袈裟だけど、なんかもう見えてくるもの全てが絶景を通り越して摩訶不思議な空間!
映画のワンシーンみたい!この雲とか絶対にUFOでしょ!!笑
そしてまた道は細くなっていき、下った分上っていく。
上った先には、別のダンジョンにジャンプしたかのように景色がガラっと変わる。
さっきまでは岩肌が白っぽかったけど、遠くに見える景色は赤みがかっていて、これはグランドキャニオンに若干似たところを感じる!
一旦道を戻って、ようやくRose Valleyを目指す。
14時20分。
Rose Valleyを示す看板があったけど、近くにあった売店のお兄さん曰く、この先は立ち入り禁止なんだそう。なので別ルートを教えてもらって、そっちから行くことに。
だが、そんなルートは見つからない。Map.meだと、Rose Valleyはこの巨大マイタケみたいな奇岩群の先にあるらしいが、それを超えるのは不可能だった。
そもそもRose Valleyが何か分からなかったので諦める。絶景なら今日だけめっちゃ見てるし、特に後悔はなし!
ということで、次なる目的地Hacli kiliseに向かう。
向かっている途中にトルコ人4人組と合流し、話しながら進むとあっという間にHacli kilise到着!16時20分。
特に警備員もいないので自由に入れる。
フレスコ画が壁一面にあるわけではないけど、内部には鮮やかな色合いのフレスコ画が残っていて、そこにはイエスも健在している。カッパドキアエリアでは保存状態の高いほうだった。
リビングのような広い空間もあった。がむしゃらに掘っていくんじゃなくて、構造とかを考慮して柱のように岩を残しているのがスゴい。
奥にベッドらしきものがある。管理人か誰かが時々ここで寝るんかな…
サンセットスポットへ
教会のそばにある休憩所で長めの休憩。
17時50分。日が沈み始めてきたので、トルコ人4人組と一緒にサンセットスポットへ向けて出発!
サンセットスポットは車でも行ける場所にあるので、多くの観光客が遠くから見えた。そこまで行かなくても夕日は見えたので近くの渓谷から眺めることに。
18時10分。サンセットスポットに到着。
今日はなんだか密の濃い一日だったな。絶景も理解できない奇岩も見ることができたし、もっとトレッキング重視でカッパドキアに来ればよかったと思う。
そして、トレッキングと言えばお馴染みの犬!
いつの間にか一緒にトレッキングしていた。犬も大人しく夕日鑑賞。
正直、サンセットが特別きれいだったわけじゃないけど、特別な一日だけあって神秘的だった。
そして夜。光のある方へ帰ります。
ギョレメ市街地までは約5kmあるけど、トルコ人がサンセットスポット近くの駐車場に車を置いているらしく、最終的にその車に乗せてもらってホステルへ!ありがとう!!
空に熱気球が飛ぶのはいつ?
一緒に行動したトルコ人によると、熱気球が飛ぶ時間帯はサンライズのときだそう。
あぁ、だから今朝起きたらみんないなかったんだ、納得!!
だったら明日の朝に早起きして熱気球が飛ぶ景色を見に行こうかと思ったけど、その辺にいた韓国人によると「明日と明後日は天気が悪いから気球は飛ばないらしいよ、みんな予約キャンセルしてるし」とのこと。
情報を知らないとこういうことになる…
そして、翌日は雨…
別のエリアを探検するつもりだったけど、それも止め。ホステルでのんびりしたりバスターミナルでバスの予約をしたりと、昨日と打って変わってゆったりとした一日を過ごすことに。
もし、カッパドキアに旅行に行くなら天気の確認は必須です!あと情報によると、この時期の気球ツアーの料金は300€(約36,000円)と相当高いので注意です!
ではまた!