こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
●アルマティビッグレイク以外のトレッキングスポット
(Trekking spot in Almaty, Kazakhstan except Big Almaty Lake)
●有名ではないけど、標高3,700mからの景色は素晴らしい
(It is not famous place, but the landscape from the altitude of 3,700 meters was wonderful)
2019年7月28日~8月1日(日本時間より3時間遅れ)の4日間、カザフスタン南東部の都市アルマトイに行ってきました。
当初は行く予定ではなかったけどアゼルバイジャンのビザ取得に1週間かかるので、その隙にキルギスの首都ビシュケクからやってきました!
4日間のうち、2日は市内観光、残り2日はトレッキング。
なんか最近トレッキングしてばっかり、ハマってしまってる…!
というわけで今回はアルマトイでのトレッキングについて書きます!!
訪れた2ヶ所のトレッキングポイント
今回アルマトイでチャレンジしたトレッキングスポット。
1ヶ所目は、
Big Almaty Lake(ビッグ・アルマトイ湖)。アルマトイの有名な観光地ゼンコフ正教会から約34km、標高約2,500mのところにある湖。
Manshuk Mametova Lake(マンシュク・マメトヴァ湖)。約31km、標高約3,700mのところにある湖。
どちらも日帰りでトレッキングしました!
Big Almaty Lake
Big Almaty Lakeは「アルマトイ 観光」で検索すると出てくるほどの観光地。地元民や観光客に有名な場所とされている。
なぜなら湖付近までは車で行くことができるから。約1時間車を走らせるだけで広大な自然を見ることができるというのが人気の理由の1つ。
でも結論から言うと、個人的にはここはトレッキング場所ではないと思う!!
気軽な自然散策ならおすすめしますが、トレッキングをしたいという方には全くおすすめしません。理由としては、
- 道中ずっとアスファルト
- 湖に近づけない、触れない
- 警備員が湖付近を徘徊している
ボクは市内からKokshoky(コクショキー)という標高約1,400mのところにある村までバスで行って、そこから約12km歩いて湖を目指しました。
しかし最初から最後までずっとアスファルトの道を歩く。周りの景色は良いけど、ずっと舗装された道を永遠歩くのでテンションは下がる一方だった。
約3時間の歩いて湖に到着したけど、近くを徘徊していた警備員に「ここを通るな」とか「これ以上湖に近づくな」とか規制が厳しい。どうやらこの湖の水は飲料水らしく、そのため近づいちゃいけないんだと思う。
色々注意されて湖の周りを散策する気もなくなり、写真も適当に撮り、結局10分もせずに湖をあとにしました。
子どもか!!笑
なので今回主に紹介するトレッキングポイントはその前日に行ったManshuk Mametova Lake(マンシュク・マメトヴァ湖)です!
Manshuk Mametova Lake
Manshuk Mametova Lakeはアルマトイに行ってもほとんどの人が行かないであろうトレッキングポイント。
トレッキングの出発地はメデウという場所になる。そこまでは市街地から約15kmかけてバスで行くことになる。バス乗り場はKok Tobe Gondola(コク・トベ・ゴンドラ)の近くで、近くに露店のような箱型のインフォメーションセンターがあるので、分からなければそこで場所を教えてくれる。
緑のバスに約30分乗ってメデウに到着。
到着した標高約1,700m地点には国際大会で使用されるスケートリンクがあり、ここを起点にトレッキングを開始する。
ここから散策できる自然や滝などもあるけど、今回目指す場所はさらに上にある。なので、ゴンドラかシャトルバスを利用してさらに近くまで行くことにする。
この時、キルギスでのトレッキングで仲良くなったロシア人のRoman(ロマ)と一緒にトレッキングする予定だったけど、ロマがバスの中で財布の盗難に遭う。犯人の目星は大体ついていたので、下車時に犯人が行ったであろう方向へ走って追いかけたけど時すでに遅し。
ロマ、離脱です…笑
というわけで、一人でシャトルバスのチケットを買って待機。運賃は片道500テンゲ(約140円)。
ロマと再会を約束し、シャトルバスに乗り込む。
スキー場のような場所で下車。
ここらが標高約2,260mなので、さらに約1,400mを自力で登ってゴールを目指さないといけない。さらにロマの財布探しに奔走してしまったので時間の大幅なロスもあり、先行き不安しかない…
11時40分、スキー場を出発。最初は舗装された道路を進む。
建物もほとんどないので景色が開けている。
少し歩くとアスファルトはなくなり、大きめの砂利が多くあって滑りやすい道に変化。決して歩きやすい道ではない。
パインツリーから覗かせるゴツゴツした山が格好良い!
さらに進むと、雪山も見えてくる。地図アプリMaps.Meによると、目的地周辺には氷河があるらしい。
楽しみではあるけど、目指す方向の周辺が曇ってきたのが気がかり…晴れない気がする。
約5,5km、750mを上ってきたところあったエメラルドグリーンの色をした小さな水たまり。
水遊びしたかったけど、さらに約650m上らないといけない。そして時間もあまりないので、先を進む。
ここからの道はずっと急でかなり滑る。実際何度も足を滑られている。
動かなそうな石を探し、そこを足の踏み場として上っていく。帰りの下りは相当しんどい戦いになりそうだ…
わかりにくいけど、ホントに急!
手をかける場所もないので、時々ハイハイで滑り台を上ろうとしている子供のような姿勢になる。手も砂まみれ、小さな砂利が手のひらに食い込む。
標高は3,000mは既に超えているので、少しずつ呼吸が整いづらくなる。何度も「進む→立ち止まって深呼吸→進む」を繰り返す。
少し平たんになった場所にはキャンプ場が。思ったよりテントの数が多くてビックリ!
ここにテントを張るような人は、おそらくもっと先の雪山とか氷河があるところまで行くんだろうな。やってはみたいけど、まだそれに対して少し恐怖を感じてしまう。経験値が少ないということか…
また急な道。
緑で覆われた山々も姿を消し、岩肌がガッツリ顔を出す景色に変わる。目の前に広がる色も土色がほとんど。
ゴールの湖が見えてきたけど、この道が最難関。
道幅が足幅もしくはそれ以下の広さで、かつ、滑る。もし滑ったら10m下にある小さな川に落ちてしまう。このただならぬ緊張感は疲れ切った終盤にはホントにきついが、集中力を呼び込んで一歩一歩地面を噛むように進んでいく。
スタートから約3時間半、15時10分。ついにManshuk Mametova Lakeに到着!
Manshuk Mametova Lake(マンシュク・マメトヴァ湖)
平面地図上での歩行距離は約7.5kmと短いけど、高低差が約1,350mもあったのでかなりの急勾配だった。そして手強かった。
Big Almaty Lakeと違ってカメラに全体が収まる規模の湖だったけど、この景色が見れてよかった。何といっても山にへばりついている雪山がゴツい!!
ロマだったらこの死ぬほど冷たい湖に飛び込むんだろうな、とここでロマのことを思い出す。財布ゲットできてると良いけど…
周りの景色もほとんど土色。さらに遠景にある雪山もここから見ると、あまり高さの変わらない位置にあるように感じる。
結構上ってきたんだなー!
本格的に上に進もうとする地元のキャラバン隊。余裕のポージング!!
名前を名乗ったら、「〇〇、カモン!!」と連呼してくる。「OK」とは言いつつも、彼らに背を向けて来た道を戻る。
15時50分に湖を出発し、スタート地点のスキー場には2時間半後の18時20分に到着。
おそらく道中で10回以上足を滑らせた。かなり踏ん張ったり無理な姿勢を作ったので、ひざがガクガクしてる…
道中はかなりエキサイトな道でしたが、いつもまた違った土色一帯の景色が見れて満足!!
以上、トレッキングスポットの紹介でした!
ではまた!