こんにちは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
●日本ではあまり知られていないドンホイ
(Small town in Vietnam, Dong Hoi that is not well-known in Japan)
●SF世界のような洞窟がある
(There are a lot of caves like SF world)
2019年6月12日(日本時間より2時間遅れ)の21時。フエを出発し、バスで3時間半かけてドンホイという小さな町に到着。
長距離バスの移動がしんどいというのもありますが、この町へ寄り道した理由は、
- フォンニャ洞窟(Phong Nha Cave)
- パラダイス洞窟(Paradise Cave)
あまり日本人には知られていないですが、知る人ぞ知る観光地です。
ボク自身、ベトナムに行こうと決めた時には
- ホーチミン(Ho Chi Minh City)
- ハノイ(Hanoi CIty)
しか知りませんでした。
しかし、調べていくにつれてベトナムの魅力が出てくる出てくる!その時に初めてドンホイの存在を知りました。
何といっても洞窟ってもの凄く惹かれる!アドベンチャー精神というかトラベラー精神というか、その言葉を聞くだけで行きたくなる。
そして今ここにいます。
13日は休憩、街の散歩。
ドンホイは近年ビーチリゾートの開発が進んでいるらしい。海は遠くから見るのが醍醐味だと思っているので、この距離で十分。
町には幾つかカフェがあって、それが何ともお洒落!WiFiも充実していたので長時間入り浸りました。
ドンホイを訪れる観光客が増えてきたということなのか、英語が堪能な店員がいました。
夜になると海沿いに人が集まる。多くはファミリーや若者。早く家に帰りなさいと思う、お節介焼きなアラサー。
外国人が珍しいのか、横を通る度にボクのことを赤子のようにジーっと見る。もちろん赤子も然り。
橋のライトアップは良い眺めだったけど数秒ごとに色を変えるので、なかなか落ち着けず…
そして翌14日。13日にホテルで事前予約したフォンニャ洞窟とパラダイス洞窟のツアーに参加しました!
時間は8時~17時で料金は1,050,000ドン(約4,850円)と少し高め。
入場料と昼食代込み、そして何より一度きりの体験という想いがボクの背中を後押しした。
というわけでいざ洞窟へ。
ちなみに、フォンニャ洞窟はフォンニャ=ケバン国立公園に属しており、この公園は世界遺産に選定されている場所。
なので今回で訪れた世界遺産の数は35ヶ所となりました!
パラダイス洞窟(Paradise Cave)
まずはバンに乗車。ドンホイ市街地から約1時間かけてパラダイス洞窟へ向かう。道中に現れるフォンニャ洞窟は午後のお楽しみ。
パラダイス洞窟のエントランス到着。入場料はツアーに含まれているので、列をなしているチケット売り場に並ぶことなくスムーズに通過。
電動カートに乗ってジャングルのような道を進みます。
電動カートを降り、10分ほど階段道を上がったところに見えてきた洞窟入り口。奥までは1kmあるらしく40分で帰ってくるようにガイドに説得される。
同じツアーに参加したバングラデシュ人夫婦もいい顔してます。
第一印象は、広い!これまでの旅で洞窟に行ったこともなかったし、日本でも山口県の秋芳洞と長野県の飛騨大鍾乳洞に行ったくらい。
洞窟は狭いものだというイメージが勝手についてたけど、良い意味で覆されました!
観光客が通るルート決まっていますが、それでも間近に石柱や奇岩を見ることができます。
アートにも見えるし、歴史的な場所にあるような貴重な骨にも見える。自然が造りだす偉大さにはずっと感動しっぱなしでした。
石柱によって囲まれた空間が、気品のある鏡のような様相をしている。また、SF映画みたいにこの空間に飛び込んだら別世界にワープするんじゃないと思ってしまう。
そんな想像を掻き立てるようなシーンがずっと続きます。
洞窟に入ってから30分後、折り返しの1km地点に到着。この景色を見ながらあと10分で帰るのは、ほぼ不可能!笑
ひたすらシャッターを押していたマレーシア人夫婦はボクよりまだ後ろにいたので少し安心…20分で洞窟入り口へ戻りました。
来た道を戻り、フォンニャ村で昼食。ここ最近フォーしか食べてなかったので、このバリエーション豊かな食事はホントに満足!
若いベトナム人姉妹によると、奥に見える白い皮のようなものにお好みで米や野菜、肉をのせ、春巻きのようにローリングさせて食べるとのこと。みんな手で好きなものを自由に取って食べてました。
バングラデシュ人夫婦は口に合わなかったのか文化的なものなのか、あまり食事には手をつけず…
午後はフォンニャ洞窟へ。パラダイス洞窟とは違い、ボートに乗って洞窟へ向かいます。
ここでも並ぶことなくツアー客と一緒にボートに乗ります。
自然に囲まれながら揺られるボート旅が心地よくて、早くもスローライフを送っているような感覚になってしまう。
乗船から約20分後、これからボートに乗ったまま洞窟内へ。
フォンニャ洞窟(Paradise Cave)
フォンニャ=ケバン国立公園は4億年以上前に形成された、アジア最古かつ世界最大級の洞窟群。86,000haの面積を持ち、公園内の94%は原生林で覆われている。その環境に500種以上の植物、800種以上の動物が生息している。
大小300もの洞窟があり、未解明なもの多数存在する。
歯の洞窟を意味するフォンニャ洞窟は2億5千年前に形成された。2003年にフォンニャ=ケバン国立公園が世界遺産に登録され、以降、この洞窟が多くの人に知られるようになった。
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
引き続き、洞窟内をボートで進む。水の要素が絡んでくるので、パラダイス洞窟とはまた違った景色が楽しめる。
天井部分の暗がりにはコウモリの姿もありました。
ベトナム戦争時に病院として利用された場所。
到着。ここからは歩いて探検します。
横にも縦にも広い大空間なので、奥の方まで見渡すことができる。みんなそれぞれ好きなところで写真撮影開始。
パラダイス洞窟と同様に石柱がいくつもある。しかし、フォンニャ洞窟の方が天井部分があまりゴツゴツした感じはあまりなく、滑らかで繊細な印象。
ルートは決められていないので、摩訶不思議な洞窟内の構造を間近に見れる。どうして1つはこんな形をしていて、横にあるもう1つは全く別の形をしているんだろう。
凄い以外の言葉が思いつかない…!
透明感のある川と洞窟を眺める景観は写真の撮りがいがある。
フォンニャ洞の長さは7,729mあるが、観光できる範囲はごくわずか。30分ほどで船着き場へ到着。
そして、ボートに乗って来た道を戻り、バンに乗り換えて17時に市街地へと戻りました。
まとめ
色んな角度から洞窟や自然に触れることができたので、今回のツアーは自分が思っていた以上に満足でした。
地元民や中国人を中心に数百人の観光客がいましたが、日本人は一人も見かけませんでした。ベトナムを訪れた際は、ドンホイに行って洞窟の美しさ・奥深さに触れることをおススメします!
ではまた!