根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成最後の世界一周備忘録~

世界遺産No.7 ~ケレタロ歴史的建造物地区~

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!


簡単に説明すると、
(To put it simply,)

●ケレタロはスペイン人と先住民が平等に暮らしてきた街
 (Queretaro is the town where Spanish and aborigines lived fairly in the past)

●市街地には特徴的な教会が多くある
 (There are characteristic church in downtown)

●水不足を歴史的な水道橋が残っている
 (There is a historical aqueduct saved water shortage of the city)


EPOSカード


No.7 ケレタロ歴史的建造物地区

正式名称をサンティアゴ・デ・ケレタロと呼ぶケレタロは、ケレタロ州の都市であり基礎自治体である。前回紹介しました世界遺産サンミゲルのバスターミナルからケレタロのバスターミナルまで、バスで約1時間半の道のりです。

スペイン人による侵略を受けるまで、この地にはオトミ族というメキシコの民族が住んでいました。アステカ民族の支配下にあったオトミ族は、彼らに対抗するため入植してきたスペイン人と手を組むことに。そして、1531年には先住民とスペイン人が平等に住むことを理念とし、街の建設が始まりました。この動きは、世界の歴史を見ても稀少と言えます。

街の中心に位置するサン・フランシスコ聖堂より西側をスペイン人居住区、東側を先住民居住区と定められました。スペイン人居住区は碁盤目状に区画されており、先住民居住区は曲がりくねった道路に沿って建物が建っています。スペイン人居住区には多くの馬車が通るため、このように道を整備する必要があったそう。

17~18世紀にかけて街は発展していき、当時のケレタロはメキシコシティ、プエブラに次ぐメキシコ第三の都市と呼ばれるまでに成長を遂げました。多くの建造物を始め、人々に水の箱と親しまれていた水汲み場や水汲み場まで飲み水を届けた水道橋が、街のシンボルとして現存しています。

世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

サンタ・クルス修道院(Templo de la Santa Cruz)


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街を横切る水道橋の終点付近に位置する修道院。このそばで湧き出ていた水辺には、アフリカでしか生息しない植物が生えていたそう。修道院内には当時の修道士の生活を物語る部屋や厨房の他、中庭が残っている。


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内部は質素で地味な印象。天井には派手な装飾や彫刻もないので全体としてスッキリとして見える。奥に進むと建物上部に幾つかのステンドグラスがあるが、ゴシック建築の象徴ともいえる壮大なステンドグラスに比べると派手さはなく、どこか幾何学的な模様のように感じます。

サン・フランシスコ聖堂(Templo de San Francisco)


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街の中心部にある聖堂。全体に広がる、温もりを感じる赤色の外観や窓のように見立てたオレンジ色の模様、そこだけが浮き出たように見えるファサードが印象的です。地元民を始め、多くの観光客が訪れる場所の一つです。


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一言で言うと、華麗な内部。装飾的な柱頭や黄緑色をした天井のレリーフ、建物内部を照らす多くのシャンデリアからそうした印象を受けます。実際そうなのか、これまで見た聖堂よりも建物の両側にある彫像が密に並んでいるように感じました。

セネア庭園(Jardin Zenea)


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サン・フランシスコ聖堂付近に位置する庭園。園内はゴミなどがなく清潔で植栽の手入れも行き届いていた。なので園内のどこにいても居心地よく休憩ができる空間です。小屋のような休憩所から自然を眺めたり、サン・フランシスコ聖堂を撮影している観光客が多くいました。

サン・アグスティン教会(Templo de San Agustín)


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色の派手さはないが重厚感のある外観。並んでいる建物群から一歩引いた位置に教会があるので、狭い空間でも全体が見渡せます。ファサードは外観と似ていますが、彫刻やデザインの様子がハッキリと確認できます。

ケレタロ大聖堂(Cathedral de Querétaro)


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サン・アグスティン教会と同様に街区の角地にある大聖堂。外観がとてもシンプルなので、レンガ調で仕上げられたファサードに惹きつけられます。ファサードにある柱群は建物とは離れており独立した形で立っており、その状態が珍しく思いました。珍しいかどうかは正直詳しくないですが…

ファサード正面の反対側の歩道には公共用の長椅子が置いてあり、ゆっくりと眺めることができます。

サンタクララ教会(Convento de Santa Clara)


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外観の配色はこれまで紹介してきた教会・聖堂に似ています。しかし、この教会の内部は装飾過多ではないかと思うほど豪華に仕上げられています。この日は何故か中に入れなかったので内部の写真はありませんが…。

教会は横長ですが、広場や歩道の広いショッピング通りのそばにあるので広場にある植栽と一緒に全体を眺められます。

水道橋(Acueducto de Querétaro)


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中心市街地から東へ少し離れた場所にある、ローマ時代を感じさせる水道橋。長さ1,280m、アーチ74本

廃水など川の汚染により飲料水不足が進んでいた時に、この街の資産家が建築家を招き水道橋を造られたそう。水道橋を造るというアイデアはスペインのセゴビア水道橋からきており、その水道橋を利用してケレタロ東部の山麓で発見された泉から街へ飲料水が供給されました。完成したのは1738年

現在は稼働していませんが、街を走るレンガ調の水道橋は街のシンボルとなっています。夜になると、サンタ・クルス修道院近くにある展望台には多くの人が集まり、ライトアップされた水道橋を観に訪れます。

街並み


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街には水の箱を象徴する多くの水汲み場があります。彫像が持っている楽器から水が出ていたりとアートにも凝った水汲み場となっています。全ての場所に水が溜まっているわけでなかったですが、水が溜まっている場所には現在も水を汲んでいる地元の方がいました。


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1・2枚目はスペイン人居住区、3・4枚目は先住民居住区。建物の色合いが2つの居住区間で異なっており、先住民居住区では曲がりくねった道路も見れました。整備されたスペイン人居住区には所々に緑があり、気品が漂っている雰囲気でした。

最後に


街並みや建物から、入植してきたスペイン人と先住民が共に暮らしてきた歴史を感じることができます!
サンミゲルと同様、市街地はコンパクトなので日帰り観光が可能です!
ヨーロッパを彷彿させる水道橋は一見の価値ありです!



ではまた!



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