こんばんは、DAIです!
前回のビガン(Vigan)に続き、世界遺産についての投稿です。
場所はフィリピン、バナウェにあるフィリピン・コルデリェーラの棚田群です!
No.2 フィリピン・コルデリェーラの棚田群
この棚田群は、フィリピン、ルソン島北部の中央山岳地帯に広がっており、その規模は世界最大ともいわれている。棚田群がもたらす見事な景観ゆえに、天国へ昇る階段とも呼ばれている。コルデリェーラは、スペイン語で山脈を意味し、かつてのスペイン植民地時代の名残が感じられる。
棚田造成の先駆けは、ここへ住んでいた山岳民族イフガオ族によるもので、紀元前1000年~紀元前100年から造成が図られた。彼らは石垣を組んで泥壁を塗り、そこへ棚田を造り稲作工作を行った。
今なお残るこの景観は、フランスやドイツ、スペインといったヨーロッパの人々を始め、世界中から観光客が訪れる絶景スポットとなっている。
世界遺産の基本情報
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バンガアンの棚田群(Bangaan Rice Terraces)
棚田地帯の東南に位置するこの棚田群は、中央へ向かって棚田が形成されている。少し離れた場所に集落があるため、山々と棚田のみを眺望できる景観スポット。棚田を支える壁が緑で覆われており、棚田が階段状に形成されているのがよくわかる。視覚的に緑を多く感じられる点が、他の棚田と違うところかな思う。
ドクリガン周辺(Ducligan)
バンガアン(Bangaan)をさらに東に向かうと、ドクリガン(Ducligan)の棚田群が観えてくる。ここは、スネイク・リバー(Snake River)と呼ばれる川に沿って棚田が形成されており、規模はさほど大きくないが、珍しい景観を創出している。時期なのか、他の棚田ではほとんど田植えがされていなかったが、ここでは田植えがされており、濃緑の山々と黄緑の棚田とが織りなす景観が印象的でした!
バタッドの棚田群(Batad Rice Terraces)
最大規模を誇るバタッド(Batad)は、棚田地帯の中央に位置する。バンガアン(Bangaan)と同様に、中央へ向かって棚田が形成されており、その中央には集落群がある。手作業とは思えないほどの圧倒的な数の棚田を目の当たりにすると、どこか非現実的な場所へトリップしたように感じる。1つ1つの棚田の形は違えど、全体として観るとイワシの群れのように一体感を感じる。石垣の上を歩きながら様々な角度から眺望できるため、常に新鮮な気持ちで観ることができる。
少し寄りで観ると、棚田が鏡のようにも見えてくる。山々や集落が棚田に反射して映る景色も、普段と違って美しく見える。天気が晴れであれば、より良かっただろう。。
高床式住居
現在はほとんど作られていないであろう高床式住居。今ではトタンで作られている住宅が多く、残っている数も少ない。しかし、スペインやアメリカの統治下にありながらも、こうして残存している昔の生活様式は非常に希少である。